2007"OSCAR WORLD






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オスカーワールド富士スピードウエイの「イエローダイヤ」30万以下or内蔵アンプコースの参加エントリーが少なく、このコースに対する認識がまだまだ薄いようです。
そこで、金額をかけなくても遊べることを立証するべくイベント1週間前の今から参考となる「デモカー」を造ると決心しました。
できる限りで、ポイント解説をしていきます。この車は、富士・奈良・山口と各イベントに持っていこうと考えています。徐々にシステムチューニングをしていきます。
変更点は、必ずウエーブで紹介しますので、イベントの度に違いをチェックしてください。
トライ内臓アンプストーリーの始まりです。

トライ内臓アンプストーリー


トヨタ「ノア」2006年
内臓アンプのデモカー
(MBQUART/DSF216)

取り付けシステムは、クラリオンのナビヘッドとMBQUARTの16cm2ウエイ「DSF216」のシンプルな組み合わせです。
パワーアンプはナビヘッドの内臓アンプのみを使用します。
フロントドアに16cmをインストールします。
ツイーターは、ダッシュボード上のAピラーの二股の下を考えています。
時間的に出来る所まで頑張ります!

基本は、ドアスピーカーの防振技術が音質を決めるといって過言ではありません。
今回の「ノア」もアライメント機能やイコライザー機能はありません。
つまり今回も、アコースティックチューニングが大切な要素となります。

まず最初に内張りの作業に取り掛かります。
時間が惜しいので、塗装の乾きの時間待ちをしたくないからです。
●内張りに付いている純正のフエルトを剥ぎます。
●ペーパー60番程度の粗目で、塗料用の足付けのための、粗砥をします。(これをする事で制振塗料が内張りのプラスティック素材に確実にのります。)

●ダイポルギーDP「ODP-300」を塗布します。
ハケは、豚毛のやや堅い目のものが良いと思います。ODP-300は、水性ですので安心して使用できます。最後の方ので粘土が上がりすぎると10%以内の水を足して使用してください。
この作業で、内張りの強度が全体に均一に上がりいやな付帯音が大幅に低減できます。


フロントドア内の防振作業です。
大変残念ですが、一部企業秘密があり深く説明ができませんが、今回かなりきわどい所までお見せします。
しかし、なんだこれはー
〜ですよね。。。。。。
私はデッドニングという用語が嫌いで、防振と言っていますが
「アコーステック エレメント」なんて名づけようかなー。

最初の防振作業で、100%決まることは有り得ないのです。後の調整のために、張りすぎに注意します。
●今回一番大きなサービスホールの処理に悩みましたが、まず埋めてみようと考え、両面張りの補強貼りを実施しました。
使用部材は、ダイポルギーの「OY-100」です。この素材の特徴は、防振効果よりも振動を有る程度均等に癖無く減衰させてくれるところが売りです。


●インナー用のバッフル製作です。
今回思うところがあり、2種類のボード素材を組み合わせました。上の面はご存知、樺桜合板です。「OKS-15.2」15mm厚で21cm×21cmが2枚で、の比重の重い音響ボードです。下の板は、とある無垢材の9mmです。

初公開のボンドです。バッフルの貼りあわせに使用しました。
テスト販売を開始する予定の商品で、木工用ボンドに換わる超強力ボンドです。サブウーファーBOXなどもビスいらずでも十分な強度がでると、アメリカで人気急上昇の商品です。


●純正のビニールシートの部分にダイポルギーノイズレスマット「ONR-M」50cm×1mを貼ります。
このマットは、遮音マットであるのと同時に、水対策にもなります。「ONR-M」の施工には、アルミガラスクロステープ「OAT-10」が強力で最適です。
この作業は、サービスホール抜き防振の肝となります。抜いたサービスホールの漏れたエアーの処理をどうするかの問題は大変重要です。

●スピーカーケーブルを引きました。
Qrino「QSC-50」のケーブルを約10m使用しました。内情アンプですのでデッキから左右のドア、と左右のAピラーです。やや長めなのは、ツイーターとウーファーの距離を合わせているからです。
QSC-50は、テフロン皮膜を持つ平行線で、素直な音質が魅力です。



取り急ぎの作業でしたが、フロントドアのアコーステック・エレメント防振作業が一応終了です。実際に音だしをして100時間程度のエージングの後に、もう一度ドアをばらして調整します。
この段階での完成度は50%以下ですので、ここからが大切です。

ツイーター編に進む!