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トライ内臓アンプストーリー・ツイーター編




ツイーターの取り付けです。
ノアのダッシュボードは広く、リスナーポジションからのツイーターまでの距離は、十分とは言いませんが比較的恵まれた車で、ある程度の角度補正により左右のレベルを調整することができると思います。問題はドアの16cmスピーカーとうまく倍音が乗るかどうかです。実際に聞きながら、イメージングを膨らまします。

最終の音場は、ツイーターの定位で決まります。
慎重に、微調整を繰り返します。ここが決まれば、あとは創るだけです。

アルミパテ盛、研磨、ポリパテ、研磨、サフ、黒塗料、クリアー塗料を、仕事の合間に行います。どうしても1日強の時間を必要とします。

トライ内臓アンプストーリー・チューニング編

むむ。。。パネルが少し変形したような。。。。。

取り急ぎここまで来た!ここから先は、まず普通に各商品が機能しているかを調べる。そのして、現状の問題点を整理し推理する。そこで優先順位を付け推理を具現化する。
その先は、カット&トライだ!

今回のトライは、時間的に余裕が無いので、私の過去の経験値から自信のあるものを積み重ねて行くことにした。内臓アンプはプラスマイナス12Vでの電圧で回路を作るためにどうしても、力感が出にくい。そこで、内臓アンプのフロント、リアの4チャンネルを全て使うことが重要である。次に情報量の少ないレギュラー機種では、情報をとにかく落とさない。EQやアライメントなどは極力使わない。ドア防振は、押さえ込まずにスピーカーの能率を上げるつもりで鳴らす。
以上のコンセプトで、今回内臓アンプのフロントをパッシブを使いツイーターをドライブ、内臓アンプのリアは、16cmウーファーをダイレクトにドライブしています。

ツーター製作に当たる時間をできる限り、エージングに費やした。約15時間程度で有ろうか、まず最初に印象は、パワー感の無いオモッ苦しい低域に霧のかかったような、ボーカルである。エージングが足らないのか、内臓アンプのドライブ力が無いのか悩む。
ためしに「DCTクライオ」フューズに交換。
悪くない!
先ほどよりも中低音の押し出し力は向上している、しかし高域レンジは伸びているが、つまり感がある、中音域もにごりは取れない。
ドアの付帯音が気になる。
次はインナーバッフルの音抜けに、問題ありと狙いをつける。
ドアパネルをばらしにらメッツこする。あまりにもドアの開口率が悪い。音が抜けづに、ドア内で干渉しているようだ。

弊社新製品予定の「ウエーブキャンセラー」を導入する。この商品は、低反発素材でドア内の凹凸にうまく密着し内張りを押し出すことなく、空気の回り込みを抑えます。下写真は、パワーウインドウのパネルをはずし、ドアの中を見ています。うまくバッフルと内張りの空間をつぶしているのが分かります。

この作業は、大変有効でした。中低音の抜けがよくなり、パワー感が出てきました。スネアードラムの定位感などはダッシュボード近くまで上がってきました。高域のレンジ感も問題ないレベルです。しかしまだ倍音が乗り切らない感じで、ボーカル帯域は薄さと軽さを感じます。
うーむ。。。
どうする。。。。。

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